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オリンパスがデジタル一眼レフのフラッグシップ機、E-3を発表しました。最近、E-410とE-510が小型一眼レフとして人気を得ていますが、その流れに乗ってハイアマ層以上に訴求した機種になっています。キヤノンのEOS 40D、ニコンのD300、ソニーのα700と競合すると思われ、ようやくオリンパスでもハイアマ機が開発できたことは評価できます。 オリンパスは銀塩の時代にOMシステムを開発していましたが、AF化したOM707を発売して大失敗した苦い経験があります。そのため、オリンパスはデジタル一眼レフに参入するためにコダックと共同で一からフォーサーズシステムという規格を策定しました。現状ではオリンパス以外に賛同するメーカーがいますが、オリンパス以外で実際にボディを供給しているのは松下電器だけ、レンズを供給しているのはライカとシグマのみです。 撮像素子に直角に光が当たるようテレセントリック光学系になったため、フランジバックが長くなるのでボディの大型化が不利だったという欠点がありました。しかし、前述のE-410、E-510で大幅な小型化に成功し、一定のシェアも確保することに成功しました。これまではオリンパス・ペンFを思わせるペンタ部の凹凸がないE-300シリーズや世界初の実用的なライブビュー機能を備えたE-330などの個性の強い機種を発売していましたが、E-410以降はオーソドックスながらオリンパスらしさを持つ機種を発売していると思います。 E-410、E-510でも3点AFへの対応がやっとだったマルチAFは11点AFに大きく進化。さらに連写速度も5コマ/秒とE-1を大きく上回っています。シャッター速度はオリンパス機で最速の1/8,000秒までの高速で切ることができます。オリンパスが自ら開いたデジタル一眼レフの新境地ともいえるライブビューはバリアングル液晶搭載でさらに使い勝手がよくなっている感じがします。実は、パナソニックが発売するE-510ベースのDMC-L10もバリアングル液晶を搭載しています。 さらに、この機種の発売に合わせ、超音波モーター・SWD(Supersonic Wave Drive)搭載レンズも発表されることになっています。今回は3本のレンズとテレコンが発表されました。3本ともキヤノンのLレンズ並みに高いです(約12万〜30万円)。でも、ライカ版換算で28〜70mmの焦点距離で全域F2というのは魅力的だと思うかな。オリンパスのズイコーデジタルレンズはズームレンズ中心のラインナップなので、できれば明るい単焦点レンズを拡充させて欲しかったです。現行のズイコーデジタルレンズは大方が中国製になりますが、SWDレンズは品質や性能をギャランティするために国産になるそうです。オリンパスといえば中国生産にかなりこだわっていたと思いますが、今から国産回帰の動きを強めることになったのでしょうか。デジカメの国内生産をやめて全量中国生産に移行してユーザをガッカリさせた富士フイルムとは対照的です(これは失策だと思う)。 さて、このE-3ですが、ちょっと戸惑うのはニコンのD200のようにモードダイヤルがないことです。プロフェッショナル機はEOS-1を真似ていて、モード切替ボタンを押しながら電子ダイヤルを回すことでPASMの切り替えを行います。そのため、E-1を長らく使ってきた人には操作で戸惑いを感じることがあると思います。しかし、間違いなくオリンパス最強のデジタル一眼レフだと思うので、スペックや設計思想が気に入ったらオーナーになる価値が大いにあると思います。 現状ではハイアマ機の新機種はEOS 40Dしか店頭に並んでいませんが、この機種を発売した途端、低迷していたキヤノンのシェアが急激に回復していますね。ソニーのαのハイアマ機、α700はα-7デジタルに比べて大幅にスペックが向上したそうなのでちょっと気になっています。D300は間違いなくハイアマ機で最強のスペックですが高すぎて買えません(汗)。D200のときも同じことを思っていたかな。 たぶん、EOS kissデジタルやD40クラスを最初に買うとすぐ飽きると思うので、デジタル一眼を買うならハイアマ機がお勧めです。ペンタプリズムを使っているのでペンタミラーを使った入門機に比べてファインダーが見やすいし、高速連写ができるので一瞬を撮り逃がす心配がないためです。高速連写にこだわらなければD80やK10Dでも十分満足だと思います。 OLYMPUS デジタル一眼レフカメラ E-410 ダブルズームキット
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